昔（平成ですけど）のお話し

とある企業で働いていたころに、営業とお客さんとの間でのトラブルがありました的なお話をば。

Aという不動産の広告を実施。広告予算を使い切ったのだけど、売れ残っちゃいました。仕方がないので、Aの物件の追加広告をお客さんが営業に発注し、「Bの物件の予算が余っているから、そっちの名前で請求書を出しておいて」と指示。営業はその指示通りに、指定された物件で請求書を発行してました

それだけだったら良いのだが、気が付いたらBの物件も売れ残って、その追加広告をCから10万、Dから10万みたいに悪循環になり、気が付いたらどの物件でどれだけ請求して良いかわからなくなる。発注書をもらえばいいのだが、発注書は請求書と一緒に発行、みたいなことをしていたので、より複雑に。

会社の経理も何がどうなっているかわからず、総額で債権処理。未入金が発生しているのだが、どの案件かがわからない。請求書を発行して送っても、送り先が複数だったり、先方で金額を一方的に減額して支払ったりなど、ワケワカメの状態が2年くらい続きました

で、そんな債権処理を自分が担当することに。ていうか、私が入社した時にその問題が残っていたので、自動的に担当になりました

お客様の本社へ会社の役員と一緒に出向き、入金交渉。本社の人は「そんな状況だとは知らなかった！」という状態。いろいろあり二転三転しましたが、一部が入金され、一部は売り上げの訂正処理等を行い無事解決！

と、思ったのですが、お客様側の広告部門の総責任者は会社から責任を追及されて、数年間家にも帰れないくらい遅い時間まで毎日働いた、給料をかなりの額を減額された、等のお話が耳に入ってきました。で、その方は数年後に過労が原因？かは断定できないですが、お亡くなりになられたそうです。それを聞いたときに、私自身にもその責任があるのではないか、と感じました

今、お仕事を多くのお客様から頂いています。ご予算のお話になるたびに、「予算でいい加減なことをしたらこの方も過労で倒れるかもしれない！」と意識しながらお仕事をさせていただいています。

私の昔話的なトラウマの一つを紹介させていただきました。トラといえば、タイガース調子いいですね。頑張ってほしいです

では